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使われなくなった建築物の行く末を考える

カナダ人アーティスト、デイビッド・トラウトリマスが近年制作した立体および写真作品の展覧会”The Radiant Fugitive”「燦々たる消えゆくもの」を開催致します。本展では、建築物や人が作った構造物が、使用されなくなったり取り壊された後の行く末を考察する2つの作品群で構成されます。3月17日よりカナダ大使館内の高円宮記念ギャラリーにおいて展示されている作品を場所を変え新潟県十日町市の古民家にて展示を行います。展示のテーマはまさに地域が抱えている課題です。住まわれなくなった歴史ある古民家でのトラウトリマスの表現を通して、地域や生き方について考えるきっかけができればと考えております。


[天池古民家プロジェクトとは]
過疎化の進む十日町市において、人を呼び込む一方策として、天池古民家プロジェクトを立ち上げました。 天池の古民家は、十日町市天池地区にあります。津南町外丸から移築し、増築してから115年経つ家です。住まわれなくなった現在でもなおこの建物は光り輝き、また、かつてのように人々がこの建物に集った時代や人を恋しがっているようにも感じます。現在、このような空き家は十日町市だけではなく全国各地に見受けられます。天池古民家プロジェクトでは、古民家の活用を通して古民家の維持や地域文化の継承などを行って参ります。 また、地域住民の自主的な活動として、天池だけでなく水沢地域や十日町市、魚沼地域など広く連携しながら取り組んで参ります。

One Empire Wide 帝国広く

このシリーズでは、捨て去られたカナダ的なものを氷上の釣り小屋の模型として再解釈し、過去のカナダの象徴的なものをよみがえらせます。役目を終えた政府の組織、捨てられた企業のブランド、旧い軍事技術、ファースト・フードの使い捨て容器に見られた文化、社会的断片が、精巧な構造物になって、北の冬を象徴する建築物である釣り小屋として生まれ変わります。

Dispersals 散失

トラウトリマスが災害に見舞われた石巻を訪れた時に発想を得、自身が撮影したデトロイトの廃墟の写真をもとに制作したこのシリーズでは、津波後の同地域の風景と北米工業都市のゴーストタウンにどのような共通性があるかを表現しています。傷んだ建造物の解釈を写真で表現し、デジタル加工で制作されています。素材となる写真からもとの画像が取り除かれるごとに、作品が抽象的になり想像上の「その後」が浮かび上がり、建築の精神を象徴的に見つめることとなります。

CONTACTS

会 場
天池の古民家・TOKAMACHI AMAIKE OLD HOUSE
住所:十日町市伊達乙51(天池地区)
会期:2015 5月16日〜6月7日
開場:10:30〜17:00 火曜日休館
入場料 : 500円(1ドリンク+十日町のお菓子付き)
作家:David Trautrimas / デイビッド・トラウトリマス
主催:天池古民家プロジェクト、Najomo
後援:カナダ大使館、十日町市、水沢地区振興会、水沢商工会
協力:武谷大介
協賛:(株)当間高原リゾート、水沢地区振興会、樋口工業、(株)吉田商会柳工務所、(有)イグチ工業、(有)大石土木、天池家、佐藤塗装店、小林伸一、さわだや、ボブファーム、由屋 (敬称略)

[イベント情報]
5月16日 オープニングレセプション
5月31日 東京からの見学ツアーイベント
6月6日  トーク&ディスカッションイベント「使われなくなった建築物や構造物の行く末を考える」
*詳細は近々アップ致します。
Mail:info@najomo.jp

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